片付けラップの日

こんにちは~、先ほどぎりぎり雨に降られず帰宅したchiguです。

車を運転していてふと空を見上げると

龍にそっくりな雲が雲とは思えない速さで流れていくので

あれ?煙?雲があんなに流れるほど今日って風強かったっけ?

などと眺めているうちにぼたぼたっと大粒の雨が降ってきて雷が鳴ったのでした。

とつぜんヒュッとふく冷たい風、立ちのぼる土のにおい。

雷っていつもワクワクするなあ。


さて、先日この自由帳で記事にしたアトリエの環境整備の話

新しく始まったことに集中できるよう、アトリエをいろいろ片づけているわけですね。

で、ここのところは旧シリーズのために集めたけれど

これからは使わないであろうガラスパーツを整理していました。

何しろどの子も大事にしてきたんです。

きれいに整理して、小分けして、仕切りのあるひき出しになんとなく自分のルールで入れて

ひき出しを開けると彼らがいて、その美しさに、私がイヒヒと笑うという・・・。


旧シリーズをきっぱり終えよう、と決めたとき

使ったり使わなかったりのこのパーツたちをどうしよう?!と悩みました。

刺繍ジュエリーのための子もいれば、Pwcaのために仕入れた子もいる。

それぞれ理由があって使わずに手元にあるけれど

この子たちがいることでなんだかきっぱりし切れない・・・。

でもみんなヴィンテージだから、私の勝手で破棄するなんて出来ない。

長年きれいな姿を保ってきた子たちだもの。


思い切ってお世話になってきた方にご相談すると

幸運にもこの子たちを受け継いで頂けることになりました。

そして先日、本当にありがたい気持ちで、本格的に整理して梱包を始めました。


作業の始めの頃こそ、それなりに感慨深かったですよ、ええ。

「今までここにいてくれてありがとうね。行き先でも可愛がってもらうんだよ」

なんて言いながらね。

ところがさ、これが整理すれどもすれども、あとからあとからパーツが溢れてくるわけ。

だんだんさびしい気持ちよりも、過去の自分の欲が恐ろしくなってきて

「おいら強欲、強欲イェ~」などというまったく韻を踏まないラップが頭を駆け巡って

(注:ごくプライベートな場面でのchiguの一人称は「おいら」か「おらっち」である)

永遠に終わらないように思える作業を続けていたんです。


そりゃね、そうやって集めたには理由はありましたよ。

今思い返したって、そんなおかしな理由ではなかったと思う。

そして使い切れずに手元にあるのにも、それぞれ理由があるんです。

それも自分で分かってる。だから仕方ないし、良い悪いということでもないと思う。


一方で、ちゃんと管理して分かりやすくしていたつもりでも

「こんな出てくる?!」ってくらいパーツたちが出てくることに本当にビックリして

そんな自分にやっぱりあきれちゃったよね。強欲イェ~。


なかなかの時間をかけて本日梱包を終え、発送した帰り、冒頭の雷を聞いたのだ。


今までのおいらだったらこういったバックステージ話(?)は書かなかったと思う。

それが、ちょっと前から、

自分や制作裏のことをもっと知って頂いても良いんじゃないかなと思うようになりました。

なんというか、ええかっこしいの小ぎれいな話題ばかりじゃなくて

もちっとchiguが何考えてるか、オープンに色んなエピソードを。

作品はおいらの一部だし、作品が生まれるには素のおいらがいるわけだし。


ま、今回のエピソードは、なんでも手放せば良いとは思っていないけれど

時にはものに宿った自分ときっぱりお別れすべき時はあると思うって話。

その決心が出来た時、不思議なことに、

ちゃんと次のステージに進んでいることが分かる出来事が向こうからやってくる。

ねぎらうように、励ますように。


ここのところ公私ともに大きく変化して、

思い込んできたことや握りしめてきたちっぽけなことを放す経験が重なって

いつもテーマにしている「自分から自由になる」って感覚を実感しているところ。

こういう経験はしょっちゅう出来るものではないから、大事にしよう。


長々と書いて画像が無いのはさびしいので、先日の散歩シーンのナナたんを。


べろ、出てます。

君にはあまり執着とか欲ってもんがなくて、サッパリしてるよな。

ご飯とオヤツは大好きだけど、それだってそのときそのときだもんね。

そういうとこ、うらやましいよ。他にもうらやましいとこいっぱいあるけどね。

chiguのアトリエ自由帳

手織り・手紡ぎ、そしてオートクチュール刺繍を手掛ける作家chiguのブログです。

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