結局は良かったっすよ、の話2

こんにちは~、今日も窓から入ってくる風に吹かれてご機嫌なchiguです。

暑くなってきたのでアロマオイルディフューザーで薄荷油を噴霧している。

部屋のなかがやたら爽やかな香りになって、それも風であっという間に流れてく。

香りがこもるのもナンなので、それで良いのだ。


さて、昨日の記事の続き。

なんで自分の人生について説明してるのかよく分からんが、始めたことだし続きを書こう。

どなたかの参考になったら嬉しいですけれど、人は人、自分は自分、という趣旨の話だからな、参考にしようとすると「でも自分は自分ですから」と参考にしない、というへんなぐるぐるになるね(笑)。

だから参考とか言うよりは、今の自分にぴったり来たら良いめぐりあわせかもね、くらいの話か。


人生の中でそのときどうもしっくり来なかったイベントが、後で重大な役割を果たすことはちょこちょこあった。そうたくさんでは無いにしても。

自分とよく相談せずに選んでしまったことでも、結局そのおかげで助かったこと多々あって。

繰り返しになるけどよくできてるよな、と思う。後にならなきゃ分からんことだけど。


さて、自分の心の声を押し隠してジュエリー学校をあきらめ、かわりに無難な道を選んでとった専門職の資格。

はい、大いに役に立ちました。

専門職として職場に戻って数年、私のなかではやっぱりものを作りたいんじゃ~!!という気持ちが募り、とうとう辞めて作家になろうと決めてしまう日が来た。

無鉄砲に、計画性も無く。ちなみに貯金もあまり無く。そして実家暮らしでも無かった。

で、一年で経済的に不安になって、職を探したね(笑)。ばかですねえ。いいね、そういうの。

ただ、今度はものを作りながら働こうということで、それができるスケジュールの仕事を探した。

元の仕事は嫌だな~なんて思って他を探すとぴんと来ない。

で、しょーがないなあ、資格があります経験もありますと職探ししたら、すぐあった。

元々の職場では、かなり広範囲のお仕事をしたんです、ええ。なぜこれも?!というのも。

資格もそうだったけど、その「なぜこれも?!」がけっこう面接でウケて、採用してもらえた。ありがたや。こんなことが後で役に立つなんてな…と思いつつ。

その上「なぜこれも?!」がらみで他にもオファーがあって、私はまた忙しい人になった。


で、結局、そうやって収入をある程度得ながら作品をこつこつ作って、運命のように刺繍ジュエリーの技法に出会って、それを見て頂いたり合同展示会に応募して参加できるようになりながら、「作家です」って言えるようになっていった。言うには勇気が要るんだけど、自信が無いからってそのへんを曖昧に「私なんかまだまだ・・・」なんて言ってたら、かえってお客様に失礼だからね。そこは覚悟決めないと。


というわけで、この時期は3つ仕事かけもちだったよ。週4の仕事は緊急対応もあって決して時間に余裕があったわけではなかったし、どうこなしたんだか、自分でも思い出せない。

また忙しい自分になったけれど、今度は前と違う。

やりたいことやっていて忙しい。それがあるから、忙しさなんてどうもない。

そしてこの時期に作家活動が大きく広がった。

思いがけないチャンスをたくさん頂いて、嬉しいことがたくさん。

時間が無い、とか言ってる場合じゃなくて、作りたい。疲れてるから出来ないなんてことなかった。

合同展示会の前は、家族に手伝ってもらって値札をつけて、ディスプレイを考えて、必死に箱に詰めて主催者に送った。

その繰り返し。


そしてこの固定収入があった時期に相方と一緒にローンを組んで夢だった自分の住まいを手に入れた。今のこの、大好きな家。帰るのも居るのも大好きな家。すごく狭いながらも作業しやすく整えたアトリエもある。料理しやすいキッチンもある。大好きな犬と心地よく暮らせる。


そんなこんなで、資格をとったことは文字通り私の人生を支えてくれた。

あの時、夢にまっしぐら~!も良かったかもしれないけれど、ぶつくさ迷った末にうまく決断しきれなかったこと、それはそれですご~く良かったのだ。


いや、「だからほら~、資格とか役に立つものとっておいた方が良いのよ、あんたも夢のなんの言ってないで、ちゃんと役に立つ資格とりなさい」と言う風に使われる話ではないですよ!!そこ違っちゃうと、ほんと、書いた意味なし。ぜんぜん違う。そうじゃありません。

この文章はたぶん、周りにそういうことを言われて(もしくは自分のそういう考えから逃れられずに)ジリジリ・モヤモヤしている人、あるいは過去の自分に向けて書いているのかも知れない。

やりたいことがあったとして、始めから思うように行くことばかりじゃなくても(思うように行動できない自分のせいで)、回り道が悪いこっちゃないってことね。

で、そりゃまっしぐらに行けたらスムーズかも知れないけど、スムーズじゃなくたって別に良いってことね。

自分のその「ジリジリ・モヤモヤ」をちゃんと自覚して抱え続けてあげている限り、やりたいことはやれるってことね。

そう、自分で自分を無視しない限りは。


ちなみに、私がその後どうだったかと言えば、そりゃまたちゃんと悩むことがあるし、道が変わっていくタイミングもあったし、収入が無い時期もあるし(笑)、でもすごく幸せだよ。


自分とよく話して、やりたいことをやろうね、と合意してから、やっと自分の人生を送っているって感覚になった。

生活は不安定になったのに、すごく地に足しっかりついたような。


このテーマで続き、書くかなあ?ちょい恥ずかしいんだよね。

とりあえず長くなったらから今日はここまで!


刺繍も織も糸紡ぎも良いリズムで進んでいて、充実してます。

オートクチュール刺繍の技法を用いた小さなブローチ。写真の方がかなりでっかい。

クォーツを大胆にのせた。仕立てたらどうなるか楽しみ。

chiguのアトリエ自由帳

手織り・手紡ぎ、そしてオートクチュール刺繍を手掛ける作家chiguのブログです。

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